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VISION STORY
VISION 04
海外事業

海外事業 KV
パーク24グループの
総力を集結して、
“快適さ”を世界中の人々へ。
M. Hiroyasu
M. Hiroyasu
パーク24株式会社
海外事業本部長 執行役員
これまでの経歴
国内大手生命保険会社、外資系証券会社などを経て、2015年1月に当グループへ入社。同年7月に設立した「タイムズイノベーションキャピタル株式会社」の代表取締役に就任。同年11月には事業開発本部長兼事業企画部長も担当に。2017年11月からは海外事業本部長として、海外展開を統括している。

Outline

当グループは2006年に台湾と韓国で駐車場サービスを開始しました。2017年1月にはSecure Parkingをグループ化し、オーストラリア、ニュージーランド、英国、マレーシア、シンガポールでの事業をスタート。さらに同年8月には英国のNational Car Parksをグループ化しました。これにより世界8ヵ国での事業展開となり、世界市場におけるプレゼンスは一気に高まりました。そこで、当グループの海外展開におけるビジョンを、統括役員および各国で活躍する社員に語ってもらいます。
総論
駐車場はサービス業。
“快適さ”を世界中の人々へ。
当グループが海外に進出したのは2006年のことでした。台湾と韓国で駐車場サービスをスタートさせたのです。その後、2017年1月に世界各国で駐車場サービスを展開するSecure Parking(以下、SP)をグループ化。オーストラリア、ニュージーランド、英国、マレーシア、シンガポールでの事業が当グループに加わりました。そして2017年8月には、英国のNational Car Parks(以下、NCP)もグループに迎えました。つまり現在、世界8ヵ国で駐車場事業を展開しています。

私は、海外展開の現状は、“ホップ・ステップ・ジャンプ”の“ホップ”に過ぎないと受け止めています。地盤固めの段階と言ってもいいでしょう。では“ステップ” 、“ジャンプ”へと移行するには何が必要でしょうか。ポイントとなるのは、進出先の文化の尊重です。日本での成功モデルを一方的に押し付けるのではなく、各地域のライフスタイルに根ざしたサービスを創造することが、海外展開における重要なスタンスだと思います。

海外展開を進める上で忘れてはいけないのは、「駐車場はサービス業である」ということです。駐車場事業において、当グループは国内トップシェアの存在です。その背景には、駐車場をサービス業として捉え、我々のサービスを利用してくださるお客さまが、安全で安心して利用していただけることを、ひたすらに追求していることが挙げられます。オーストラリアのSPと英国のNCPをグループ化する際に最も重視したのも、こうした考え方、言い換えると、“パーク24グループのDNA”を共有できるかということでした。現地駐在員の人選においては、“パーク24グループのDNA”を有し、それを表し、伝播する力を基準にしています。決して語学力だけではありません。

海外展開はまだ初期のフェーズにあり、特に収益面では決して現状に満足しているわけではありません。しかしそれは、潜在的なポテンシャルは非常に高く、今後の成長に大いに期待できるともいえます。日本では発想しえなかった海外独自のサービスを誕生させ、近い将来には、収益ドライバーに成長させていきたいと思っています。

国や文化が違っても、私たちが目指すものはお客さまの“快適さ”です。当グループのDNAを世界中に広げ、快適なサービスを創造していきたいと考えています。M. HiroyasuM. Hiroyasu
Local voice
M. Kazunari
M. Kazunari
パーク24株式会社
海外事業本部 欧州事業部 マネージャー
これまでの経歴
2000年、新卒入社。学生時代、テレビ番組で当グループの特集を見て、当時はまだ認知度が低かった“街に駐車場を創る”というビジネスモデルに興味を抱き、入社を決意した。入社後は営業統括室で営業推進業務を担当した後、タイムズパーキングの営業現場も経験。2017年からはロンドンのNational Car Parksへ出向し、CEOオフィスで中期経営計画の策定や取締役会の運営を行っている。
T. Yoshiharu
T. Yoshiharu
パーク24株式会社
海外事業本部 東南アジア・オセアニア事業部 マネージャー
これまでの経歴
2005年、新卒入社。小売業を中心に就職活動を行う中、当グループに出会う。「社員一人ひとりが会社のビジョンに共感し、熱い想いで働いている」という点に惹かれ、入社を決めた。入社後は、スタンダード(時間賃)の営業だけでなく、大手法人への営業も経験。2017年から、グループ会社であるSecure Parkingへ出向。現在は、同社マレーシアオフィスに勤務している。
CHAPTER
1
第一章:ロンドン
第一章:ロンドン イメージ第一章:ロンドン イメージ
国が違えば駐車場も違う。
英国で求められる“快適さ”とは?
多くの古い街並みが残る英国。首都のロンドンでさえ、中世に建てられた歴史的建造物が建ち並んでいます。地震などの災害が少ないことに加え、日本のようにすぐに新しいビルに建て替えないことが、その理由です。その一方でロンドンの中心街は道幅が非常に狭く、行政もクルマでの進入を規制しています。駐車料金も非常に高額です。こうした現状を受け、私たちはロンドン以外のマンチェスターやボルトンなどの地方中核都市を中心に駐車場を開発しています。

国が違えば、駐車場に対する考え方も違います。英国では路上設置のパーキングメーターが普及しており、「クルマは路上にとめる」という考えが一般的です。行政に申請すればクルマを家の前にとめておいても問題ありません。つまり英国の人々は、わざわざ離れた駐車場にクルマをとめにいくという意識が薄いのです。

一方で、日本と比較すると治安は決して良いとはいえず、路上にクルマをとめることをためらう人もいます。日本でよく見かける路面の駐車場も、英国では安全とは言い切れません。そこで私たちがNCPとともに開発を進めているのが大型の立体駐車場です。入り口にシャッターを完備し、100台以上を収容できる施設で、お客さまに安全かつ快適なカーライフの提供を進めています。

M. Kazunariモビリティビジネスで重要なキーワードであるMaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)という概念は、フィンランドで生まれました。そのためヨーロッパでは日本よりもMaaS関連の取り組みが盛んです。ICTを活用したモビリティサービスが次々と開発され、自動運転の実証実験も活発です。このような技術や仕組みを取り入れ、これからもお客さまに快適な駐車場を提供し続けていきたいと考えております。
CHAPTER
2
第二章:マレーシア
第二章:マレーシア イメージ第二章:マレーシア イメージ
経済成長を続けるマレーシア。
日本に学び、日本を超えていく。
人口3,000万人、国民1人あたりのGDP約10,000ドル、年平均4%〜6%の安定した経済成長。そんな伸び盛りのマレーシアにおいて、社会インフラや関連する法律が整備進んでいますが、モビリティの分野はまだ手が回っていない状況です。「とめられれば十分」という駐車場が多く、衛生面や安全面でも問題が少なくありません。入出場の管理は機器がメインとなっていますが、未だに管理人がチケットをやりとりするスタイルも残っています。日本の10年前、15年前と似たような状態といっても良いかもしれません。

そうした状況だからこそ、私たちが日本で展開してきたタイムズパーキングの「サービス業としての視点」は切り札となるのです。清潔で安全なのはもちろんのこと、とめやすくて快適な駐車場は、圧倒的な差別化につながります。そうした発想で私たちは、SPと協業して事業化を進めています。ただし、気をつけなければならないのは、国家の成長ステージによって人々が求める“快適さ”も違ってくるということです。私たちが日本で成功したからといって、それをそのまま押しつけるのではなく、マレーシアの人々にとっての“快適さ”とは何かを考え、提案していかなくてはなりません。日本で成功した駐車場サービスを輸出するのではなく、マレーシアに新しい駐車場文化を生み出すという姿勢が重要です。

マレーシアから学ぶこともたくさんあります。例えば圧倒的なスピード感です。新しいテクノロジーやサービスが、ここではあっという間に人々の暮らしに広まっていきます。典型的なのがキャッシュレス決済です。マレーシアでは今やキャッシュレス決済が当たり前になりつつあります。駐車場サービスも例外ではありません。私たちも、キャッシュレス精算機の導入とシステム開発を、日本を上回るスピードで進めていかなくてはなりません。

T. Yoshiharu日本の良いところを取り入れながらも、ある面では日本を超えていく。このワクワクする成長のプロセスが、今の私の原動力となっています。